CLAPPな人々

A-CRAFT 清水葵 前編

 

デニムクラフトアーティスト。全く聞き慣れない職業かと思います。当店で取り扱うデニムダルマは、ご来店頂いた事のある方なら必ず記憶に残っているのではないでしょうか。穿き終わったデニムパンツを解体し作品に昇華させるデニムクラフトアート。手掛ける清水葵は自らの作品にはじめて値段を付けてから僅か2年、この度海外での個展を開催するに至りました。

 

 

 

沢山のデニムに囲まれた工房で日々作品作りに没頭する清水葵。現在30代でスケートボードをしている、していたという方なら必ず知っていると言って過言では無い程、世代を象徴するスケーターの一人です。そんな華々しいスケーターとしてのキャリアの中で作品作りを始めたキッカケは、スケートボード業界やファッション業界に於けるプロダクト作りへの憧れからだったと言います。自ら何かを作ってみたいという衝動と絵が描けないというコンプレックスを抱えた彼が始めたのは、デニムを切り貼りして作るコラージュ作品の制作。25歳でした。友人やアーティストの顔をデニムの切り貼りで製作していたそうです。

 

 

 

初の立体作品は壁掛時計。老舗の達摩屋さんとの出会いが転機となりデニムダルマの製作を開始しました。人に見せれるクオリティになるまで1年程掛かったとは本人の弁です。自身初の個展は2018年夏。クリエイターやアーティストを志す方の多くがギャラリーやカフェなど、作品を見せる事に特化した空間を選ぶのが一般的な中、彼が作品を世に送り出したのはなんと友人が店長を務める自転車屋。一週間の個展で作品の半分以上を販売し、その個展の際に当店との関わりも始まりました。そんな自転車屋での個展から2年、青山はFirsthandでの展示や空山基氏の手掛ける刺繍入のLevi’sを使用した企画など、凄まじい勢いで彼の作品は広がり、冒頭で触れました通り海外で個展を開催するまでに致りました。

 

 

皆さんがイメージするアーティストというイメージとは良い意味でかけ離れた人間かもしれません。楽しいとパン投げちゃいますしね。葵が居る空間て、いつでも誰かが笑ってて賑やかなんです。そんな彼の人間的な魅力が作品にも色濃く反映されている様に感じます。後編では代表作デニムダルマを中心に、そんな彼の作品を過去の物も交えて紹介させて頂きます。

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