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COLUMN(コラム) / おうち時間

未だ世間を騒がし、騒動の出口も見えてこないcovid-19。緊急事態宣言中も幸い仕事があった為、日中に関して言えば普段と変わらず過ごせていました。ところが夜に関しては普段通りとは勿論行かず。365日お酒を飲み、週に3回は打ち合わせや付き合いと称しどこかで友人や取引先、諸先輩方と飲み交わす日々を送っていた僕が毎晩家で過ごす事に。何か為になる時間の過ごし方を意識し、あれやこれやと調べ物や、その時やる必要の無い仕事の資料作りなどに手を付け、それらは数日で無駄と気付いてやめました。

そうして所轄”おうち時間”に始めた事は多くの方と同じく断捨離でございまして、服や靴に本、雑貨。欲しくて買った物から要らない物を探す作業は予想はしていましたがやはり苦手で、時間を掛けども一向に進まず。特に厄介なのがTシャツで御座いまして、とんでもない数のTシャツと向き合う事になった訳ですが、生来の無駄な記憶力が災いして一枚一枚に少しずつでもちゃんと思い出があって全く捨てれず。

それぞれのTシャツを着ていた時期の自分のライフスタイルの痕跡がシッカリと残っている物も多く、スケートボードに明け暮れた時期のTシャツは裾回りに無数の穴があり、友人と出かけたイベントで購入したTシャツにはゲストのサインが。一回も着ていないタグ付のTシャツはほぼ全て友人の会社をはじめ、展示会等で様々な会社の手伝いをしていた時期に頂いた物でした。結局捨てる事を断念して綺麗かつコンパクトに畳み直して収納し、いつか自分が歳を重ねそれらが時間という価値を持った頃に古着屋の友人にでも全部あげようという謎の決意をしました。

それが大量生産品であろうと経過した時間に価値を感じてしまうのはどうやら自分の悪い癖で、気付けばTシャツに限らず部屋はそんな物で溢れています。きっと僕の様な男性は結構多くて、そういう人間があらゆる物の中古市場を支えているんだ。きっとそうだ。そして僕の部屋のそれらもいつかビンテージなんて呼ばれて、あのオッサンの部屋には金額的な価値は分からないけど古くてカッコイイ物が沢山あるから行ってみな、なんて60過ぎた位に今の自分位の子達から言われてなんとなく満足するんだ。きっとそうだ。なんだ、物が多いのも悪くないじゃないか。今ある物を大事にしておくのは未来の楽しみの貯蓄です。そんなキャッチフレーズが脳内で誕生し、僕の数日に及んだ断捨離の試みは何も捨てる事無く終了を迎えました。

また感染者が増えてきています。どうか皆様もお気を付けて。気持ちが沈んだ際はご来店下さい。明るい気持ちになれるお喋りは当店の自慢です。

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